COLUMN · 比較

一括投資と積立投資を、
長期投資家の目線で比べる

平均では一括、最悪時は積立。何を取るかは、人による

作成 2026年10月14日情報の時点 2025年11月までの株価(終値)
この記事について 特定の売買を勧めるものではなく、過去のデータをもとに、条件ごとの違いを整理した情報提供です。数値は株価データに基づき、末尾の出典で確認できます。投資の判断はご自身の責任でお願いします。 この記事は、公開資料をもとにAIが作成しています。誤りに気づかれた場合は、support@fire-app.jpまでお知らせください。

3行でいうと

  • 過去約551通り(1980〜2025年)で比べると、12か月では、一括投資が積立を上回った割合は、S&P500で76%、日経平均で60%。平均では、一括のほうが有利。
  • ただし、勝ち負けは「その後の1年が上昇か下落か」でほぼ決まる(上昇なら一括が89%、下落なら23%)。投資する時点では分からない。
  • 最悪のケースは、一括で-45%、積立で-35%。平均の有利さと、最悪時の傷の浅さの、どちらを取るかは、人によって違う。

1. 何を比べたか

手元にまとまった資金があるとき、「一括で買う」か「何か月かに分けて買う」か。よくある疑問を、過去のデータで比べました。

2. 結果:平均では、一括が有利

一括投資が、積立投資を上回った割合(%)
70%57%6か月76%60%12か月83%62%24か月S&P500日経平均
1980年1月〜2025年11月の各月を開始月として、約551通りを比較(期間は、投資を終えて評価するまでの月数)。出典:株価データ(日次終値、価格指数)。12か月では、S&P500で76%、日経平均で60%。
指数・期間一括が上回った割合平均の差(一括−積立)最悪の開始月のリターン(一括/積立)
S&P500 12か月76%+5.0ポイント−45% / −35%
日経平均 12か月60%+3.4ポイント−49% / −37%

出典:株価データ(日次終値)。価格指数で、配当、為替、税、手数料は含みません。現金の利息をゼロとして計算しています。

理由は単純で、株価は長い目で見ると、上昇してきたためです。早く投資した分だけ、上昇の恩恵を受けやすくなります。米国は、日本より上昇した期間が長いため、差が大きく出ています。

3. 勝ち負けを分けるのは、「その後の1年」

その後の1年が「上昇」か「下落」かで、一括の勝率は変わる(S&P500・12か月)
上昇した場合89%下落した場合23%
一括投資が積立を上回った割合。開始から12か月後に株価が上昇していた79%のケースでは89%、下落していたケースでは23%。勝ち負けを分けるのは、投資する時点では分からない「その後の値動き」。

一括が不利になるのは、投資した直後に下落したときです。逆に、積立が不利になるのは、投資した直後から上昇が続いたときです。どちらになるかは、投資を始める時点では、誰にも分かりません。

4. 時期で見ると、有利・不利は入れ替わる

「一括 − 積立」の12か月リターンの差(ポイント、開始月ごと、S&P500)
-25+0+25+42-321980200020202025
ゼロより上は一括が有利、下は積立が有利だった開始月。平均では一括が約5.0ポイント有利ですが、大きく不利になる時期(ITバブル、リーマン、2022年など)もある。
4つの開始月での、12か月間のリターン(%、S&P500)
-25%-16%2007/10 高値の月+58%+16%2009/3 底の月+14%+17%2020/2 コロナ前-20%-7%2022/1 年初一括積立
同じ金額を、開始月に一括で買う場合と、12か月で均等に積み立てる場合。ラベルは開始月。下落が続いた2007年10月・2022年1月は積立が、大きく上昇した2009年3月は一括が有利。2020年2月は、急落のあとの上昇で、積立がわずかに上回った。

5. 現実には、「選べる人」は限られる

この比較が当てはまるのは、手元にまとまった資金があり、投資に回せる場合です。毎月の給与から投資する場合は、収入が入るたびに買うことになり、結果として積立になります。

長期で投資を続けるうえで大切なのは、どちらが成績で上回るかよりも、下落したときに続けられるかです。積立は、下落局面でも「買い続ける」仕組みとして、続けやすいという面があります。

6. 長期投資家は、どう受け止めるか

この記事は、特定の売買や、投資の方法を勧めるものではありません。過去の値動きは、将来を約束するものではありません。

7. 状況別の、考え方の整理

あなたの状況傾向注意点
手元にまとまった資金があり、長く保有できる統計では、一括が上回る割合が高い(平均で見て有利)下落のタイミングで買うと、大きく含み損になる可能性(最悪−45%)
下落の最中に、含み損を見るのがつらい積立は、最悪のケースの傷が浅い(最悪−35%)上昇局面では、一括より成績が劣る傾向
毎月の収入から投資するそもそも選択肢は「積立」。収入が入るたびに買うことになる「一括の資金」が手元にないなら、この比較は当てはまらない
資金が一時的に入った(ボーナス・退職金など)一括か、数か月に分けるかを選べる迷うなら、期間を決めて分けるのも、ひとつの考え方

8. この比較の前提と限界

自分の資産を、主要指数と比べる

オルカン・S&P500・日経平均などの主要指数と、起点を100とした推移で重ねて比較。入金のタイミングを除いた値動きも見られます。

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